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Ruffle Boxer

 ここは違法賭博格闘技を行うコロシアム。今日の試合はボクシングだった。
リング上では屈強な男が華奢な少女に一方的に殴られている。もっとも少女が
華奢というのは男と比較したからであって、その身を良く見ればアスリートと
してトップクラスの鍛えられた肉体を有しているのが分かる。
 違法賭博とは言えこのコロシアムは世界ランキングの試合が行われる会場の
様な豪華さを誇っていた。そして、このリングへと上がれるのもは極一握り、
このリングへと立つのは街角や路地裏、廃倉庫などで試合を勝ち抜いてきた者
達のみ。その殆どが素行不良で選手資格を剥奪された、或いは強すぎて対戦相
手が現れずに干された等という者ばかり。皆、表舞台での活躍は望めなくなっ
たが格闘技への未練が断ち切れず、闘いの道を求めていた。
 そんな強者ばかりが集うコロシアムで行われる闘いは会場に釣り合うハイレ
ベルなものばかり。その中でもリング上で屈強な男をしかもこのリングで王者
と呼ばれた男をまるでサンドバッグを打つかのごとく一方的にパンチを浴びせ
る少女は異彩を放っていた。

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GRAPPLE M@STER

 俺は激しく動きまわった結果、息を吸うだけで肺が痛みを訴えかけていた。
全身の筋肉には乳酸が溜まってまともに動けずにいる。しかし、試合はまだ終
わっていない、いや、終わらせる訳には行かない、そう思い対戦相手を睨みつ
ける。視線の先に存在するのは空手着姿の中性的な少女、
短めにカットされた髪と俺の動きを見極めようと睨みつける表情が相俟って凛
々しさが表立っているが試合が決まり、挨拶に来た彼女が礼儀正しく元気に
「ボクとまた試合をしてくれるんですね!よろしくお願いします!」
と俺に頭を下げた時の表情は美少女と言っても過言ではなかった。果たしてど
ちらが彼女の本当の顔だろう?そんな思いが脳裏をよぎる。呼吸がままならな
いせいで酸欠に陥り集中力は欠けている、そう思い俺は改めて彼女を注視した。

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GRAPPLE M@STER 月の女王

 俺は目の前の少女に苦戦していた。いや、完全に追い詰められていると言っ
ても良かった。
 長身ながら引き締まった肢体、それでいて巨乳と言って差支えのない豊満な
バストから括れたウエスト、そこから広がる安産型のヒップライン、日本人離
れした美しい銀髪のウェービーロングヘアに目鼻立ちの整った美貌。美少女と
言うよりは美人と言った方が相応しい容貌だ。
 本業はアイドルで彼女の歌い踊る姿は何度か見てきたが、激しいダンスにも
長丁場のステージに耐えうる体力も兼ね備えているのだろうということが容易
に推し量ることが出来るほど綺麗に腹筋が六つに割れている。
 その割れた腹筋ですら彼女の美貌を引き立たせていた。そして、美しさの奥
には恐るべき格闘センスを秘めている。
 普段は美しいダンスと妖艶な、あるいは純真可憐な歌声で人々を魅了してい
る彼女は今日、圧倒的な格闘センスから繰り出される力強く流麗な技と自身の
美しさで観客たちを魅了していた。試合が始まってから彼女が俺の打撃を躱し、
裁き、カウンターからのコンビネーションを幾度か当て始めた頃、歓声は彼女
の名を連呼する様になっていた。

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拳闘美姫

 俺の振るった拳は空を切った。打ち出し、伸びゆく拳の勢いは間違いなく相
手を射抜く。そんな確信を持った一撃だった。
 だが、対戦相手は俺の拳が進むのと等分の距離を遠ざかる。そして、俺の拳
が身体が伸びきる。俺はその直後にやってくる衝撃に備えた。続いて俺の視界
がぶれ、左の頬から肉を打つ革の音が鳴り響く。
 ヒールがマットを踏む高い靴音と僅かな衣擦れが俺の耳に届く。俺は今一度、
対戦相手を視界に捉えた。

 腰辺りまで伸びた流れるようなブロンド、その上には赤い宝石を中央部にあ
しらったティアラが鎮座している。
 視線を下ろしていくと澄んだ瞳が俺を捉えていた。更に視線を下ろしていく
と胸元が大胆に広がった純白のドレスがカクテルライトを反射し俺の網膜を刺
激する。
 対戦相手はなんと何処ぞの姫様だった。リングに上がり彼女の姿を目にした
途端、俺はそんな習慣がないのに思わず頭を垂れ、跪いてしまいそうになった。
 姫君はそんな俺を制すると、リングでは君の流儀で挨拶する様にと制してく
る。
 俺はその言葉に応えグローブを差し出した。姫君はその様子に期待通りだと
言わんばかりの笑みを浮かべてからドレスと同じ色で誂えたグローブを合わせ
てくる。

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ドリーム・ファイト・クラブ3

 こんなふざけた格好の女に負けるのか…
 俺は耳鳴りに苛まれ視界はぼやけていた。足元も覚束ず、身体はも重い。腕
も力が入らずグローブがまるで重たいダンベルのような錯覚を覚えていた。
 そんな俺の視界を黒い塊が覆い尽くす。二発、三発とまっすぐ鋭く伸びてく
る女のジャブ。女の大きめのグローブが俺の頭部をしっかりと銜え込み衝撃が
四方八方から俺の脳を揺さぶられ、派手に揺れた。
「ハンデのつもりだったんですけど、逆効果だったみたいですね~」
 女は微笑みながらジャブを続ける。俺は女のジャブを食らい続け、まとまり
のない思考の中、正にその通りだったと感じた。

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